ウッドスタート宣言した自治体は、2011年の新宿区を皮切りに、2022年度までに54の市区町村、４つの県にまで広がってきました。
すべてに共通しているのは「地産地消の木製玩具を誕生祝い品として贈ること」。東京おもちゃ美術館のオフィシャルデザイナーが現地調査を行い、それぞれの地域の「宝」をモチーフに、成長過程に沿って長く遊べるデザインを提供しています。そのおもちゃは地域材を使って地元の職人の手によって作られ、誕生祝い品として全国各地で配られています。
赤ちゃんの頃は、人生の中でも一番五感を使って生きています。木のおもちゃは、まさにその時代に遊ぶおもちゃとしてふさわしいものです。乳幼児の頃から木のおもちゃに触れることで、子どもの豊かな発達にもつながります。そしてお父さんお母さんには木のファンになってもらい、くらしに木を取り入れる・・・。そう簡単ではありませんが、そんな願い込めて、ウッドスタートを広めています。