【被災地支援】熊本の子どもたちに遊びと笑顔を届けよう!「移動おもちゃ美術館 in 八代」開催レポート
🪵「移動おもちゃ美術館 in 八代」開催概要と現地の様子
2026年9月22日(火・祝)、熊本県八代市で、被災地の子どもたちに遊びと笑顔を届けることを目的とした「移動おもちゃ美術館 in 八代」を行い、約800名の方にご来場いただきました。
会場である文政保育園へ向かう道中では、震災で被災し、今も倒壊したまま残されている家屋を目にしました。震災から時間がたった今も大きな影響が残っていることを実感し、八代の方々が抱えてこられた不安や思いに触れたように感じました。
会場には、各地から集まったおもちゃコンサルタントや、おもちゃ学芸員、木育キャラバンの運営をお願いしている大川ファクトリアのスタッフ、芸術と遊び創造協会スタッフのほか、会場となった文政保育園の先生方や現地関係者の皆さんが集まりました。
ご自身も避難生活を送っていたり、自宅の家財が損壊したりと、厳しい状況にある方も、「子どもたちに楽しんでもらいたい」という思いで運営に参加されていました。
暑い中での車の誘導など、それぞれが役割を担い、立場や所属を越えて思いを一つにして準備を進める姿が印象的でした。

🧩遊びを通して生まれた笑顔
開始前から待っている親子もいらっしゃったため、予定時刻の10時より少し早く開始しました。
最初は人見知りをして緊張していた子どもたちも、おもちゃに触れて遊ぶうちに表情が和らぎ、次第に笑顔が見られるようになりました。
保護者の方からは、「子どもが遊べる施設が閉まったままで、暑くて外で遊ぶ場所もなかった。今日はとてもうれしいです」「まだ避難所暮らしですが、思い切って遊びに来てよかった」といった声が聞かれました。
子どもたちが遊べる場所を求めていたこと、そして親子で安心して楽しい時間を過ごせる場が必要とされていたことを感じました。


紙皿コマのコーナーでは、子どもたちとおもちゃ学芸員が楽しそうに会話をしながら一緒にコマを作り、自然と笑顔が生まれていました。

一方で、Tuminy(ツミニー:積み木をトラックの積荷にして遊ぶ木製玩具)を建物に見立てて「地震だー、逃げろ!」と言いながら遊ぶ子どもの姿もありました。
遊びの中に震災の経験が表れているように感じ、子どもたちが受けた心の傷の深さについて考えさせられました。
🧸支援の意義と、つながりの広がり
会場では、来場された方々から「熊本のために来てくれてうれしい」「ありがとうございます」と声をかけていただき、支援の気持ちが届いていることを実感しました。
会場となった保育園のお子さんだけでなく、Instagramやチラシを見て来場された方もおり、広報を通して地域の方々に情報が届いていたこともうかがえました。
近隣の園の園長先生からは「うちでも開催してほしい」との声もあり、遊びの場への期待を感じました。

今回の開催では、参加されたたくさんの方のそれぞれの思いが重なり、被災地の親子に遊びの時間を届けることができたことを、改めて意義深く感じました。
また、しまなみ木のおもちゃ美術館のみなさんからは「折り紙こま」の差し入れがあり、子どもたちが喜んで手にしていました。

参加したスタッフからの報告では、「子どもの中には、10年前の震災で被災し、今回の震災でも大きな影響を受けた子もいました。それでも今回のキャラバンに参加して、笑顔をみせてくれていました」ということでした。
子どもだけでなく、保護者や地域の大人にとっても、安心して過ごし、癒される時間になったのではないかと思います。
🧱今後に向けて
今回のキャラバン参加を通して、震災後の支援では生活の復旧だけでなく、子どもたちが安心して遊べる場所や、親子で楽しい時間を過ごせる機会も大切なのだと改めて感じました。
熊本の会員の皆さんから地域の状況や情報を教えていただきながら、現地の方々や関係機関との連携を深め、必要とされる場所に、継続して遊びの機会を届けていければと思います。

(報告:福岡おもちゃ美術館スタッフ)

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