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群馬県沼田市で木育円卓会議を開催

2021年11月12日(金)、昨年12月にウッドスタート宣言をした群馬県沼田市において、

第2回木育円卓会議が開催されました。


この1年間を振り返りつつ、今後の沼田市における木育事業について、積極的な意見交換ができました。


それに先立ち、午前中には、沼田市誕生祝い品「てんぐつみき」の製作者及び新宿区誕生祝い品「モグラと野菜畑」「犬のプルトイ」の製作者とのミーティングが行われました。


新宿区は、水源のひとつでもある沼田市の森林保全を目的に、沼田市との間で「地球環境保全協定」を締結し、カーボンオフセットの事業や、「新宿の森」を開設するなどをしています。今年度より、東京おもちゃ美術館の仲立ちにより、新宿区の誕生祝い品の一部を、沼田市産材で、沼田の職人が製作することになりました。

ミーティングでは、作り手の方々から、具体的な作業の様子や、製作にあたっての熱い想いも聞くことができ、今後も継続して事業をやっていくことについて、想いを新たにしました。


午後の木育円卓会議では、まず沼田市よりこの1年間の振り返りがあり、実際に誕生祝い品をもらった保護者へのインタビュー等が紹介されました。また東京おもちゃ美術館より、全国のウッドスタート宣言自治体の木育事業について、事例報告がありました。


それらを受けて、「誕生祝い品の新たな活用方法」について活発な議論が展開されました。

・「市内保育園等に配布し、モニタリングをした上で、どのような活用方法が適当なのか考えるべき」

・「他自治体で行っているような『おもちゃセットの貸出』事業として、まとめて期間限定で配るのはどうか」

・「小学校低学年の生活科でも活用したい」

・「木育インストラクターが同行するなど、人の派遣も同時に行った方がよりよい」

・「せっかく作った冊子を活用し、この『てんぐつみき』がどこの材で、どんな人たちが作っているのか、見えるようにしたい」

・「単に遊ぶだけでなく、モノを大切にする気持ちも育てたい」

・「子どもだけでなく、中学生や高校生、大人、高齢者などの団体や施設でも活用すべき」などの意見が出されました。



またオブザーバーとして参加していただいた、芸術と遊び創造協会群馬支部代表のおもちゃコンサルタント黒田桂子さんからは、このつみきの具体的な遊び方についてのレクチャーもあり、新たな可能性を参加者一同実感することができました。最後に市長より、今回出たアイディアを元に、沼田市でも具体的な事業として実施していきたいとの期待が述べられ、会議を終えました。



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