埼玉県秩父市では、「生涯木育」を合言葉に、木の大切さや木材の利活用の必要性について広く知ってもらう取組を進めています。
その一環として、東京おもちゃ美術館監修のもと、秩父産材を始め、埼玉県産、国産を活用した玩具や什器類のオリジナルセットを作成しました。
セットを活用してもらうにあたり、事前に木育やおもちゃの遊び方等の理解を深めていただくためのボランティア研修を、2月4日(土)・18日(土)の2回行い
約30名の方が受講されました。
最初は緊張気味だった受講者の皆さんですが、後半になるにつれ笑顔が徐々にみられるようになり、笑い声もあちらこちらで聞こえ、まさに東京おもちゃ美術館が掲げる”木育”=
木が好きな人、ファンを増やせたのでは?と感じています。
そして、今回はなんと!秩父市の誕生祝品をそれぞれ手掛けられた、おもちゃ作家さん3名の特別講義もあり、市の皆さんも豪華なメンバーにやや興奮気味…でありました。
誕生祝品第一号「TUMICCO」制作:森画/モクモクキカクのアダチユミコさん
二つ目「ちちぶの幸」制作:Mamamanoの江幡三香さん
三つ目「木守のおうち」制作:えとき工舎の中村恵美子さん
実は皆さん、都会から秩父市(江幡さんは飯能市)へ移住されてきたそうです。
こちらの個性溢れるお三方の誕生祝品制作秘話や、秩父森そして木製玩具への思いなど、
本当に貴重なお話をたっぷり聞かせていただきました。
その内容について、ぜひ皆さんに知っていただきたく、また続編でお伝えしますので、お楽しみに!
尚、3月21日(火・祝)に、秩父市の木育おもちゃセットを使った
「木育おもちゃの広場」を開催します。
アダチさん、江幡さん、中村さんを始め、地元の方のワークショップも多数予定していますので、ぜひ遊びに来てください!
問合せ先:産業観光部 産業支援課
所在地/〒368-8686 秩父市熊木町8番15号 (歴史文化伝承館3階)
電話番号/0494-25-5208
~番外編~
今回の講座の期間中に、秩父市が総力を挙げて開催していた
「NAKED夜さんぽ」に案内していただきました。
約300年続き毎年40万人もの人が集まるという、ユネスコ無形文化遺産に登録されている
”秩父夜祭”の「プロジェクションマッピングショー」では、レプリカとはいえ、本物さながらの山車を間近に見る体験ができました。
この様に森と繋がりの深い、歴史ある秩父市で木育が更に広がることを願っています。
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