沖縄といえば「海」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、
ここ数年間で、沖縄の森・樹木・自然への関心がぐっと高まっていることはご存知でしょうか。
大きなきっかけは2つあります。
1つめは、世界でもまれにみる生物多様性をもつ「奇跡の森 やんばる」がユネスコ世界自然遺産に登録されたこと。(2021年7月26日)
2つめは、首里城の焼失に伴う復元にあたり、沖縄県国頭村から伐り出された「オキナワウラジロガシ」が梁として活用されるなど、「地域材活用」の大きな動きが注目されていること。
▶首里城 木曳式 公式HPはこちら:
※「首里城 令和の木曳式」は2022年10月29日(土)、「国頭フェスティバル」で幕開け。会場は御材木「オキナワウラジロガシ」の産地、国頭村の山間にある「国頭村森林公園」でした。 「国頭フェスティバル」では、国頭村奥間の伝統芸能「国頭(くんじゃん)さばくい」が奥間区民・国頭さばくい保存会の方々によって披露されました。
さらには、2023年の「山の日」全国大会は、沖縄県での開催も決まっており、世界自然遺産に登録された自然豊かな森が育む生物多様性、歴史、文化を県内外に発信するとともに、沖縄県民が山をより身近に感じ、積極的なふれあいを促す契機にしよう!とされています。
先日、開催された「沖縄 木育サミット」には、ご公務が重なり出席がかなわなかった玉城知事にかわり、照屋義実副知事が、林野庁から森重樹次長、10年前にウッドスタート宣言をしていた国頭村から知花靖村長が出席され、沖縄県と芸術と遊び創造協会との「沖縄県 ウッドスタート宣言調印式」が行われました。
※左から国頭村 知花村長、芸術と遊び創造協会 多田理事長、沖縄県 照屋副知事、林野庁 森次長
調印書は、国頭村のリュウキュウマツの一枚板で製作された世界一美しい木目の調印書。
(ご協力いただいた国頭村の皆様にも深く感謝申し上げます!)
調印式のあとには、
琉球大学名誉教授である高良倉吉先生
芸術と遊び創造協会 事務局長 馬場清
の基調講演、そして
「沖縄の木育推進に向けて~森とまち・ひとをつなげる木育~」
題したパネルディスカッションも行われ、躍動感あふれる現在進行形の「木育」が語られ、国頭村のウッドスタートから10年、沖縄木育の新たなステージが開かれるような機会となりました。
今後、沖縄県と芸術と遊び創造協会とで協力しあい、木育推進にむけたアクションを重ねてまいります!
まずは、少し足をのばして、沖縄の森・やんばるへ行ってみませんか?
またみなさんと木育を語り合い広げる機会を創れるよう、計画しています!
沖縄の皆さんも、県外の皆さんもお楽しみにしていてください。
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