第3回徳島木育サミット実施報告

徳島木のおもちゃ美術館のすべてがわかる!

県内外からの多様な木育の活動が集結!

これからの木育のカタチを探る!


 去る2月9日(水)、徳島県立21世紀館イベントホールにおいて、第3回徳島木育サミットが、「はじまる つながる 木育の輪」をテーマに開催されました。

 この徳島木育サミットは、2019年2月に徳島県で開催された「第6回全国木育サミット」のレガシーのひとつとして、毎年行われているものです。

まずは、昨年10月にオープンした「徳島木のおもちゃ美術館」のスタッフとボランティアとして活動しているおもちゃ学芸員による「けん玉パフォーマンス」で幕を開けました。


そして午前中は「徳島木のおもちゃ美術館のデザインから木材活用を考える」と題してトークセッションが行われました。このセッションでは東京おもちゃ美術館多田の進行のもと、トータルデザインを行った藤原洋平さん、県産材の調達を請け負った小林憲治さん、内装全般から大型遊具等の製作を担った板東譲太さん、家具や什器の製作にあたった久米敏弘さんが、それぞれのお仕事にかけた熱い想いについて語っていただきました。この美術館に関わった川上から川下までの木の関係者が、一堂に会しておもちゃ美術館を語り尽くすというこの試みは、全国でも初めて。まさに「徳島木のおもちゃ美術館解体新書」となりました。


 午後は、トークセッション2「ウッドスタートからつながる地域の木育」が行われ、ウッドスタート宣言後の自治体の木育の取組を紹介。徳島県内からは那賀町、三好市の担当者が、県外からはリモート参加で、秋田県大館市、埼玉県秩父市の担当者が、それぞれ報告しました。

「ウッドスタート」は、自治体が贈る誕生祝い品を、地産地消の木製玩具にしようという取組ですが、そこから、自治体においてどんな木育の取組が展開されているのか、プレゼンしていただきました。高校生も巻き込んだ木育円卓会議の開催、そしておもちゃ美術館の設立へ(那賀町)、コロナ禍でも地域を巻き込みつつ、工夫して行ったおもちゃ箱貸し出し事業(三好市)、秋田犬を介した渋谷区との木材活用にかかる都市間連携(大館市)、赤ちゃんからお年寄りまで生涯木育の取組(秩父市)と、4つの自治体が、それぞれ独自の木育を展開。その多様な事例を聞くだけでも、木育の様々な形が見えてきました。



 午後もうひとつのプログラムは、「様々な木育のカタチから未来を見る」と題したパネルディスカッションでした。徳島県内からは、神山しずくプロジェクト、フォレストバンクと徳島木質化推進協議会の取組が紹介されました。また県外からは、植林から木製品の販売まで、一貫して行っている和歌山県の山長商店が、様々な地域資源と連携して行っている木育の取組が、福井県からは、一保育園の活動が、地域を巻き込んだ日本最大級の木育イベントの開催に至るまでの過程が、語られました。

 クロージングでは、「徳島木育共同宣言」が読み上げられ、木育を熱く語り合ったイベントの幕を閉じました。