みなさん、こんにちは。
本日の東京は、最高気温35度。アスファルトの照り返しで、歩くことすら億劫になる暑さです。みなさんの地域のお天気はいかがですか。
木育は「木」に親しむ人を育む活動ですが、今回のブログでは少し幅広くとらえて「自然に親しむ」という観点から、植物に触れ、植物に親しむ人を育む活動の一つをご紹介したいと思います!
場所は、沖縄県北部の国頭村にあるやんばる森のおもちゃ美術館。
ここでは、今春から館内で定期的に「草編み玩具づくり体験」を展開しています。
講師を務める3名は、長く草編みをしてきた方からその技術を受け継いで伝えている方々。
体験会で作れるのは、
アダンの葉でつくるアダンボールや金魚。
そして、マーニの葉でつくるソリ。
体験ワークショップのサポートメンバー育成と、沖縄の草編み玩具の文化を伝えていくため、やんばる森のおもちゃ美術館のおもちゃ学芸員養成講座では「草玩具づくり」のワークショップを取り入れています。
このブログでは、そのときの様子をレポートでご紹介!
(これから参加する方がいるかもしれないので…、かいつまんでご紹介します)
今回作るのはアダンの葉でつくる
「アダンボール」!
早速、草編みスタート!
アダンは、右の写真のように、細長~い葉っぱ。
*実際に生えている様子は、ぜひ各自で調べてみてくださいね
まずは、葉の中心部分を取り除くため、ハサミで切って1枚の葉を3つに分けます。
このとき、マスク越しにもアダンの葉の青い新鮮な香りが漂ってきました。
(茎を取り除いた)葉の部分2枚を使って、ボールの形に編んでいきます。
肝心なところですが、説明が難しいため割愛…。
最初のボールの芯になる部分ができたら、中に「じゅずだま(ししだま)」を入れておきます。
芯ができたら、あとはぐるぐると巻きつけて編んでいくだけ。
キュッキュと締め付けて作り上げる作業は、黙々と集中して植物に触れながら向き合う時間になりました。
完成形を見ると、とってもシンプルな形なのですが、ちょっとした技・コツが必要な部分があり、一苦労。。完成した「アダンボール」は、中にじゅずだまが入っているのでシャカシャカ鳴る音もかわいらしく、ボールとして遊ぶのはもちろん、お手玉の代わりになるなど、まさに「自然のおもちゃ」として遊ぶことができます。 自然に親しむ文化を受け継いでいく大切さも実感するワークショップでした。
今後、やんばる森のおもちゃ美術館では、植物が実際に生えているところを見て、採集するところから、草編み玩具づくり体験を展開しようと計画しています。壮大な“草玩具の材料園”づくりの実現は少し先になりますが、ぜひ楽しみにしていてください。
やんばる森のおもちゃ美術館 第1期おもちゃ学芸員のみなさん~アダンボールとともに~
やんばる森のおもちゃ美術館:
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